子どもでも、当然ながら体毛が生えていますが、そのほとんどが「産毛」レベルのものばかりです。
小学生も高学年くらいになってくると、成長ホルモンの分泌が活発化することで、徐々に黒くて太い毛が生えてきます。
それまでは、体毛のほとんどが産毛ですが、産毛でもたくさん生えていると、「毛深い」という印象を与えてしまいますよね。
そんな見た目を気にする子供は、たくさんいます。
とはいえ、まだまだ肌が弱い子供の産毛を脱毛していいものかどうか、頭を悩ませる親も少なくありません。
【子供とムダ毛】
思春期に入ると、自分の体に生えているムダ毛の存在が気になり、恥ずかしいと感じてしまう子供が増えていきます。
親としては、そんな子供の気持ちを理解し、ムダ毛をなんとかしてあげたいという気持ちにもなりますが、どう処理したらいいのか悩んでしまいますよね。
自分の体に生えている体毛を、強く意識するようになると、人目が気になり始め、自分と友達の体毛を比べたりすることもあります。
人間の毛穴の数は、誕生する前からほぼ決まっているため、子供の時点でもおおよその毛量が検討つくものです。
自分の体質や毛質を、個性として捉えることができれば問題ありませんが、嫌悪感を抱いてしまう子どもも少なくありません。
ムダ毛を気にするのに、大人も子供もないのだということを、物語っているのです。
【サロンでの子供脱毛】
子どもの産毛をなんとかしてあげたいと考えた時、選択肢として考えられる方法は2つあります。
大人と同じように脱毛サロンや医療クリニックで施術を受けさせる方法か、自宅で親が処理してあげる方法です。
「脱毛」という選択肢を選ぼうとする際、気になるのが「子供でも施術を受けることができるのかどうか」という点ですよね。
自分のムダ毛を気にする子供が増えていることもあり、多くはありませんが「子供脱毛」として、子どものための脱毛を行っているサロンもあります。
ですが、当然ながら親の同意や同行が絶対条件となっている場合がほとんどです。
大人の脱毛とは違い、子供脱毛専用の脱毛機器を使用し、子供の肌の負担を考えて優しい光を使用して施術します。
施術を受けさせる場合には、子供専用の脱毛を行っているかどうか、事前の確認が必要です。
【子供脱毛の効果】
子どもの毛穴は、まだまだ成長段階にあります。
毛母細胞の誕生も目覚ましいため、1度脱毛の施術を受けても、また新たに毛母細胞が誕生して活発化する可能性も充分あるのです。
そのため、さらに成長して思春期に入る頃、子供の頃に施術を受けたはずの毛穴から、また新しい体毛が生えてくることもあります。
また産毛には、脱毛の効果が現れにくいという脱毛の特性もあることから、子供の脱毛は、効果が現れにくい可能性がさらに高くなるのです。
脱毛の施術を受けたから、ずっとムダ毛が生えてこなくなるわけではないことを、しっかり理解させてから施術を受けさせる必要があります。
ですが、効果が現れにくいというリスクがあっても、将来的に生えてくるムダ毛の毛量を減らせる可能性は充分にあります。
長い目で見て、将来にわたって少しずつムダ毛の量を減らすという目的なら、脱毛は効果的です。
【子どもの産毛の処理方法】
子どもの肌や毛穴は、大人と比べると敏感でデリケートです。
そのため、脱毛という施術を受けることで肌や毛穴がダメージを受け、大きな負担となってしまうことは避けられません。
そのような肌の負担を回避するためにも、子供の産毛を「除毛」や「抑毛」という形で処理する方法もオススメです。
除毛とは、肌表面に見えて生えているムダ毛を処理する方方法であり、抑毛とは、生えてくる体毛の量を抑えるという方法です。
≪除毛≫
カミソリや電動シェーバーを使って処理する方法です。
大人と同じ要領で処理してあげますが、子供の肌はデリケートなため、頻繁に処理を行うと、色素沈着などの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
できるだけ処理する頻度を少なくすることが大事です。
≪抑毛≫
抑毛クリームやジェルを使い、生えてくるムダ毛の量を少しずつ減らしていくという方法です。
薬剤の刺激が強いと、子供の肌にかかる負担が大きくなるため、天然由来成分のものが配合されているクリームやジェルを選ぶようにしましょう。
抑毛クリームを使うと、肌の保湿にも効果的です。
【まとめ】
子どもでも、自分の体に生えているムダ毛を意識するようになれば、大人と同じように「恥ずかしい」と思う気持ちが芽生えてきます。
大事なのは、まずは大人が、子供のそんな気持ちを理解してあげることです。
理解したうえで、体毛の存在意義について教えながら、恥ずかしい気持ちを払しょくできるように処理してあげましょう。
子どもの産毛には、肌にかかる負担が大きい脱毛という施術よりも、除毛や抑毛によって毛量を調整してあげる方法が、1番おススメです。
デリケートな子供の肌や毛穴を守りながら、ムダ毛を処理してあげることができます。